最近、「水圧が低くて困っています」という相談を受けることがあります。
状況を伺うと、蛇口からの水圧はさほど低くないことも多いです。
では、原因は何か?
この記事では、散水で水圧が低くなる原因と、その解決方法について解説します。
水圧が低くなる原因は2つ
水圧が低くなる原因は、以下の2つです。
2つのどちらか一方の場合と、両方が原因な場合もあります。
原因1 送水される管が細くて長い
原因1は、蛇口に水が届く前の原因です。
送水される管が細くて長いと、水圧が低くなる可能性があります。
原因2 蛇口が15mmほどと小さい
原因2は、蛇口また蛇口以降にあります。
蛇口が、ご家庭用の普通の蛇口(15㎜)の場合、吐水量が大幅に減少することがあるのです。
以下は、一般家庭用の蛇口です。
「水圧損失」という言葉がありますが、細いホースほど、ホースと水の間の摩擦が大きくなり水圧が落ちます。
しかも、流れる水量が少なくなります。
これにより、散水時間が長くなり、作業効率が悪くなるのです。
条件にもよりますが、蛇口に15㎜の細いホースをつなぐと、水量・水圧はみるみる減少します。
結果、送水量が35%から50%になるのです。
最近、相談いただいた方は、内径が9mmほどの細いホースを使われていました。
細いホースにすればするほど、水圧は落ちる傾向です。
では、これら2つの原因についてどう対応すればいいのか?
次に、解決方法について解説します。
水圧が低い問題を解決する方法
原因1と原因2、2つとも当てはまる場合は、蛇口の交換が必要です。
そして、モーターとポンプを一体にしたモーターポンプを使用して増圧します。
以下は、モーターポンプで増圧した散水のイメージです。
原因2のみ当てはまる場合は、蛇口を交換して、太いホースを使います。
これにより、バルブ以降の水量と水圧の低下を防ぐことが可能です。
水量が2~3倍の放水量になり、効率的に散水できます。
交換するのに適した蛇口ですが、当社が提案しているのは「回転アングルバルブ25A」という製品です。
この製品を使うことで、25mmの太いホースが使用可能になります。
ホースは、スーパーケミカルホースのような軽量で持ち運びが楽なホースがオススメです。
散水の「水圧」に関する悩みについてご相談ください
「水道からの元圧をいかに殺さずに水を飛ばすか?」
これが、散水を効率化するときの鉄則です。
弊社は、散水一筋59年の散水用スプリンクラー専門の会社です。
現場に合った散水機器を選定し、見積・販売しています。お気軽にご相談ください。
→ 水圧をはじめとした散水の悩みにお答えします。無料相談はこちらから