人工芝なのになぜ散水するのか?


最近のグラウンドは人工芝が増えてきましたね。運動する選手側からすると、腰痛などを起こしやすいと嫌がられる傾向にはあるようです。しかしながら芝生を管理する面からすると楽なので、私立の学校ではよく人工芝が使われています。

人工芝ですから、砂ぼこりの心配はありません。
ところが散水機を購入される学校は多いです。

人工芝なのになぜ散水するのか?
目黒区立八雲小学校さまの事例を紹介します。とてもきれいな人工芝です。

目黒区立八雲小学校に導入した散水スプリンクラー

しかし、夏ともなると表面温度が上がり熱くなるのが欠点。なんと50~60℃にもなります。裸足では歩けなくなるほどです。それを散水で解決したいというご依頼をいただきました。

以下の画像をご覧ください。芝生の表面温度を計測したところ、なんと58.4℃です。
これが放水前の状態です。

放水前の芝生の状態

芝生に放水しました。

散水スプリンクラーで放水中

放水後に温度は、なんと19度も下がりました。

散水スプリンクラーで放水したあとの温度

人工芝の温度を下げるのに散水機が役に立つというのが分かります。
暑い夏の熱中症対策にいかがでしょうか?

現場で使用していたホースはかなり太いホースでした。「軽くて丈夫なものにしたい」というご要望でしたので口径落し継手を使い、軽さと強さが売りのスーパーケミカルホースをお買い求めいただきました。スーパーケミカルホースは、耐圧70キロまで耐えられる丈夫なフラットホースです。

下記がその連結部分です。ホースがかなり細くなっているのがわかると思います。

目黒区立八雲小学校 003.jpg

四輪タイプのスプリンクラー、SG40-4WS型をチョイス。水圧の高い現場でしたのでこのように勢いよく遠くまで水が飛びました。

目黒区立八雲小学校 009.jpg

これで夏の暑い日も安心してグラウンドを使えますね。

お読みいただいてありがとうございます。

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