三光産業株式会社の散水プランナー・真辺です。
すっかり秋になりましたね。
35度を超えるような暑さの続いた
毎日がウソのようです。
今年は忙しかったですねぇ。
この春に、
創業60年以上を誇る老舗の印刷会社
(株)千代田グラビアさんの潮来工場へ、
屋根散水システムを設置しました。
「なんで屋根の上に散水するの?
砂ホコリも出ないし、植物もないのに??」
って思う人もいるかもしれませんね。
ちょっと説明しますと、
工場のような広い建物ですと、
夏の日差しによって、熱がこもり、
屋内がサウナのような状態に
なってしまいます。
そこで屋根に散水することによって、
室温の上昇を抑える暑さ対策用なんです。
弊社は、このシステムを
15年以上前から研究を進めて、
提供していました。
まず、貯水槽とポンプを設置。
これは、人間に例えるならば心臓みたいなものですね。
血液を体全体に送り込むみたいに、ここから水を
送り込みます。
そしてこれが屋根散水用の電磁弁SV-4です。
これは自動散水には欠かせないアイテムで、
電気が流れると弁が空いてお水が流れる
仕組みになっています。
そしてこちらが
屋根散水専用に開発した散水タッチパネルコントローラーTPC2型です。
人間で例えるならば「脳」ですね。
ここから送り出す信号で、
先ほどの電磁弁を開閉する信号を送ります。
この制御盤の最大の特徴は、簡単に操作ができること。
スマホ感覚で、「見ればなんとなく操作方法がわかる」
ような画面になっています。
10分散水したら、10分休憩。また10分散水して・・・のように間欠作動が
できる優れモノです。
「タイマーセットしておくと雨の日でも散水しちゃうんじゃないですか?」
という質問が来そうですね。
大丈夫です。
このような「レインセンサー」があります。
雨を感知するとタイマーをキャンセルしてくれる優れものなんです。
そしてこちらが「ステンレス・トップオープンストレーナー」です。
配管の中を流れる水に含まれているゴミはここで取り除きます。
茶こしをイメージしてもらうとわかりやすいかもです。
これを設置しないと、長年使用したとき、
水の中に含まれている微妙なゴミが溜まって
故障を起こしてしまいます。
こういうところをユーザーさんは見落としがちなんですよね。
ステンレス・トップオープンストレーナーの優れたところは、
上部のボルトを外せば簡単に中のストレーナーを掃除する
ことができることです。
そしてこれが屋根散水用に開発された屋根用スプリンクラー TBJ-ZA7型です。
回転しながら、水が飛び出し、
キレイに屋根の表面を濡らします。
屋根の微妙な傾斜に合わせた角度に設定できます。
横に突き出したおちょぼ口の部分は、
散水を終えると自動的にスプリンクラー内部の水を
排出する「自動排水弁」です。
これがセットになっている優れもの。
当社だけのオリジナルなんです。
スプリンクラー内部に水が溜まり続けていると、
ゴミが付着して回転しなくなったり、
冬季には凍結破損を起こしてしまう恐れがあります。
このモデルを設置しておくと、その心配がなくなります。
実際に散水してみるとこんな感じです。
ぐるぐる回転しながら全体を効率よく散水します。
動画が見たい方はコチラをご覧下さいね。
ウソじゃないのがわかりますので。
先日、使った感想をお聞きしたところ、
「屋内が涼しくなった」
「電気代が安くなったようです!」
とおっしゃってました。
打ち合わせのときから、効果の程を
細かく質問されましたが、
担当さんがよろこんでくださったのは
何よりうれしいです。
長くなりましたのでつづきは後日!
お読みいただいてありがとうございます。
真辺
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