芝生に短時間で散水するためにできることは?芝生の散水を効率的にする方法


校庭の芝生化が行われるようになってから20年弱くらいになりましたが、芝生化することで問題になるのは維持管理です。

維持管理をしないと、芝生を健康的な状態で保つことができず、校庭の利用が制限される可能性もあります。芝生をしっかり根付かせるために必須なのは散水です。

芝生に散水する頻度は?どれくらい散水するといいか

散水をする頻度は、夏は2~3日に1回ほどが目安です。春から秋にかけては4~5日の間、晴れが続いたら散水してください。

散水するタイミングに、地表が少し白くなってきたときがあります。芝生の刈り込みなどを行った際は水分が必要になるので、多めに散水しましょう。

1回に行う散水の量で目安になるのは、”散水したあとに水が表面に多少浮かび上がっているくらいまでする”ことです。

芝生に短時間で散水するためにできること

では、校庭の芝生を効率的に短時間で散水するにはどうするといいか?

理想は、全自動散水スプリンクラーを校庭に設置することです。ただ、全自動の散水スプリンクラーはまだまだ普及していないのが現実です。

全自動散水スプリンクラーで散水するイメージ

芝生に散水をする現場でよくあるのは、手洗い蛇口や小さな散水栓しかない学校です。

蛇口 小さい散水栓

ここに細いホースをねじ込んだだけでは、2時間散水しても終わらないでしょう。

一般的な蛇口の水量は16L/分です。ポンプを使って自動散水した場合は300L/分 以上の水量で散水します。普通の蛇口だと文字通りの「焼け石に水」なのです。

散水を効率的にできていない

そうなると「全自動散水で・・・」となるかもしれませんが、 全自動散水の工事は2千万円弱かかるので、すぐに予算を取ることは難しいことが多いです。予算を取れるとしても設置を希望する学校はたくさんあるので、順番待ちになり設置に時間がかかることもあります。

手洗い蛇口を交換して効率的な散水を実現

効率的な散水の実現としてご提案したいのは、手洗い蛇口を「回転アングルバルブ付分岐栓」に交換することです。

回転アングルバルブ付分岐栓

蛇口はねじ込んであるだけなので、時計の針と逆回しするだけで外れます。そこに異径の接続ネジを使って2倍の口径の「回転アングルバルブ付分岐栓」に交換します。

配管工事などは不要なため、慣れた人なら10分もかからずに作業できます。たったこれだけで、水量は放水する地点で2~3倍に増えるためコストパフォーマンスが最高です。

ホースは、1インチ(25ミリ)口径のホースが使用できます。

スーパーケミカルホース

水を通さないときはフラット(平ら)になるホースなので軽くて持ち運びが楽です。

少し重くなりますが、グリーンホースを使ってホースをすべて出さなくても放水する方法も人気です。

グリーンホース

そして、このような移動できる四輪タイプのスプリンクラー付きの散水台車をご用意いただくと、より効率的に散水を終えることができます。

スーパーライトレイン4WSS型

散水台車を使うと、いまの散水と比べて3倍くらいの早さで散水が終わる事例もあります。

スプリンクラー付きの散水台車で散水

以下のページで、校庭へ散水を効率的に行うための製品を紹介しているのでご参考ください。
土・芝生面の校庭グラウンド散水システム

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