『屋根散水』とは、屋内を涼しくするために、屋根に水を撒(ま)くことです。
取り付けたスプリンクラーが回転し、5~20m程度のエリアを散水します。
2~3台設置するだけで、大きな建物を涼しくすることができるので、暑さ対策として、工場などで、よく採用されています。
工場だけではなく、倉庫・農場のような比較的大きな建物や、公共施設・体育館・店舗などの業務や公共系に適している暑さ対策システムです。弊社のシステムが採用されている現場の一部をご紹介します。
どのように水が屋根を濡らしていくのかは下記の映像をご覧ください。印刷工場の屋根です。きれいに均等に飛ぶ様子をご覧いただけます。
(※映像は1分程度です)
過去の事例では5℃以上の冷却効果があったとお客さまの報告も受けています。屋根を濡らすことによる天然の「打ち水効果」を利用した冷却方法なのです。体にもやさしい、清涼感が味わえます.※こちらの屋根散水総合カタログに、効果測定実験結果を始めとした詳細を掲載しています。(3.82MB ZIP圧縮))
屋根散水システムと、その他の冷却器具の比較表です。
使用する目的によっては、弊社の屋根散水システムは最適ではないかもしれません。
例えば装置を移動させたり、収納するには他の製品の方が優れていることがあります。
工場のような広い屋根に最適です。
下記の表を見て、長所・短所を見極めてください。
その上で弊社のシステムを選んでいただけたら、お客さまにも、私共にもベストと考えます。
※注意:工業用水・井戸水を散水した場合です
現場の暑さ対策に、屋根散水システムが合うのかを判断するために、もう少し詳しく、4つの特徴をご説明します。
エアコンやスポットクーラーなどを併用することで、それぞれの能力を最大限に発揮することができます。エアコンの電気使用料金が17万円以上削減できたという報告もありました。
※こちらのページにも、
屋根散水についての解説がございます。
勾配のある屋根に設置することが多いため、専用のスプリンクラーを選定することを、おすすめします。屋根傾斜に合わせた散水角度を設定できたり、風の影響を少なくするための工夫がされているモデルをご案内致します。
■TBJ-ZA7型
スプリンクラーを屋根のこう配に合わせて傾けることができる。(20°まで)
自動排水弁付きで、凍結破損の心配がありません。
/取付口径15A /フル・パート兼用型/仰角7°/真鍮ボディー/噴霧切換ジェットピン付き
アームキャップ付き
散水を停止すると、配管や、スプリンクラー内に残った残水を自動的に抜き取ります。凍結破損や水腐れを防ぎます。。必ず配管の水の集まるところに装着してください。(取り付け口径は25mmの外ネジとなっています。)
自動排水弁25型
(別名:オートドレンバルブ)
(取付口径25A)※外ネジ
簡単に散水時間の設定が変更できるタッチパネル式です。水の出し止めを繰り返し行う「間欠機能」付き。1時間に最大27回まで断続散水が可能です。雨天の際に散水をキャンセルするためのレインセンサースイッチ付き。(レインセンサー別売)
屋根散水用タッチパネルコントローラーTPC型
※設定温度になると散水を開始する「温度制御機能」もオプションにて搭載可能です。お問合せください。
過酷な屋根散水に耐えるために作られた散水専用電磁弁です。
タイマーコントローラー用電磁弁 SV-4型
・SV-4型
(取付口径25A・40A・50A・65A・80A各種)
内部のゴミが取りやすい屋根散水用ストレーナーです。
上部か開閉するので地面に沿った配管への設置が可能です。
・取付口径50A
・取付口径40A(ブッシング付)